東洋オステオパシー協会

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M.E.T.(マッスル・エナジー・テクニック)

オステオパシーに広く用いられている方法で、ストレイン・カウンターストレインと比べると、このテクニックのほうが、椎骨矯正や筋肉緩和操作としてはアメリカでは主流になっています。

それはなぜかというと、やはり、このテクニックは非常に簡便で、しかも短時間で矯正できるという利点があるからです。しかも、そのなかでも特に簡便なものに関しては、自分自身で、できるようなものがあるからです。

筋肉が痛むというのは、筋肉が拘縮しているために起きています。 この拘縮を取るためにはその拘縮を起こしている筋肉をさらにもう一度拘縮させるのです。

そうやって拘縮した筋肉に刺激を与え、その後に、リラクゼーション(休ませる)を与えると、拘縮した筋肉は活性化され、筋肉自身が持っているエネルギーが十分に働きだし、自発的に拘縮から解放されるというわけです。

運動をしない、体を動かさない、筋肉を使わないでいると、筋肉は拘縮していきますが、これは、マッスル・エナジー・テクニックとは逆の原理によるものです。適度な運動がどれほど体に大切か分かると思います。

このテクニックは、若い筋肉には素晴らしい効果を発揮しますが、弱った筋肉、老化によって衰えている筋肉には即座に効果を発揮するのは難しいと思います。

こうした筋肉には、一回の矯正で治すというよりはリハビリ的に何度も行うと思ったほうがいいでしょう。

このテクニックがオステオパシーの主流になっているのは、医学的な根拠がしっかりしている。そして、短時間で治療できるという理由からです。

このテクニックは寝違えやぎっくり腰などだけに有効なのではありません。マッスル、つまり筋肉という名称がありますので、どうしても筋肉が治療の対象になっているかのように思われますが、椎骨のひとつひとつの矯正も可能です。

ただ、その場合、椎骨を変位させている筋肉に正確に力を加えなければいけませんので、かなり熟練した技術が必要になってきます。

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